【報告】女性部会見学会を開催しました
まだまだ暑さが残る9月の週末に、見学会を開催いたしました。
1つめは、つくば市内にあるモーハウスが主催しているモーカフェ。1994年に「Soft and Hairy House(毛深くてやわらかい家)」として建てられた住宅をカフェへ改修した建物です。毛深くて、、、の部分は、おそらく玄関を入ってすぐに登場してくる水回りへの扉。ふわふわ素材の生地が貼られた手触りのよい扉です。それから、屋上緑化の出始めということで、屋根部分は全て草が生えていて、真ん中に中庭があります。青い玉子のように見えるバス&トイレが壁をつき破り中庭まで飛び出ていました。
やわらかくて、、、の部分は、いたるところが曲線になっていて、書斎(現在は試着室兼控室)の造作の棚も、写真で見ると螺旋階段かのように曲線を積み重ねたものと丸い天窓がありました。家具も含めデザインされていてとても面白い空間でした。それでも、キッチンなどはとても機能的で、奇抜さだけではない、考えられている空間でした。
2つめは、同じくつくば市内にある茗渓学園のトレーニング棟です。木造の大屋根がかかり、半屋外の空間は様々な運動活動を行うことができるようになっています。校舎とラグビー場をつなぐ役割ももっているそうです。大きなガラス戸の奥では、空調のきいた室内でトレーニングをする人、休憩をする人が見え、オープンな室内空間となっていました。また、2階には各運動部の部室とラグビー場を上から見下ろし、試合全体の様子を見渡せる空間も造られていました。
設計は、同学園の卒業生でもある建築士とりやまあきこ氏。構造設計は同じく卒業生の楠本玄英氏。1階フリースペースの書も川井恵氏と、卒業生の熱いパワーが詰まっている建物でした。
住宅とトレーニング棟、RC造と木造、違った魅力のある建物を見学できて、とても勉強になりました。