【報告】見学会『土浦聖バルナバ教会礼拝堂』&企画発表会を開催しました
昭和5年に建てられ、この度国の登録有形文化財に登録された「土浦聖バルナバ教会礼拝堂」を見学しました。土浦市で初の鉄筋コンクリート造と言われます。
教会執事の岸本氏、登録に尽力された永井部長、まちづくり委員の久保田氏より説明をいただきました。
建物は、鉄筋コンクリート造、平屋建て、洋瓦葺き、切妻の大屋根のかかる主体部に2階建て銅板葺きの鐘楼(尖塔)が附属しています。礼拝堂・集会室には鉄筋コンクリート造の梁は無く、壁上部に直接木造の小屋組(洋小屋)が載っており、外壁の外側にバットレス(控え壁)が設けられています。礼拝堂、集会室には天井が貼られていないため小屋組みが見え、外観からの想像より大きく豊かな印象の空間となっています。
岸本氏より、建設当初から使用されていた木製のオルガンの修復の話や、登録後に発見された建設計画時の図面の写しや積算書など貴重な資料も見せていただきながら、カトリック、プロテスタント、この教会の会派である英国国教会などの違いや、戦時中の教会がどのように扱われていたか、などたくさんの興味深い説明をしていただきました。
見学の後は、古民家の「城藤茶店」にて昼食を採りながら、今年度の企画発表会を行いました。
9月に福祉のまちづくり探訪、12月に手作り教室&情報交換会を予定していますので、皆様奮ってご参加ください。



